以下、医療脱毛について詳しくご説明します。
医療脱毛とサロンでの美容脱毛の違い

まず、医療脱毛とサロンで行う美容脱毛はどう違うの?
一言で言えば、医療脱毛は、永久脱毛。美容脱毛は、一時的に発毛を抑制しているだけなので、永久脱毛ではありません。また毛が生えてきます。
毛が生えてこないよう毛根を破壊するレーザーによる施術は、医療行為であるため、医療機関でしか行えません。
【医療脱毛と美容脱毛の仕組みの違い】
医療脱毛ではレーザーを使用して毛根を破壊します。
医療機関のみが行える医療行為です。

また、医療脱毛を行う医療クリニックには、医師が常駐しているため、肌トラブルがあった場合は、診察や薬の処方がすぐに受けられます。
以下に違いをまとめました。
医療脱毛 | 美容脱毛 | |
---|---|---|
施術場所 | 医療クリニック | サロンやエステ |
施術方法 | 医療レーザー機器を使用して毛根を破壊する。※医療機関しか行えない医療行為 | 光脱毛(フラッシュ脱毛)の熱によって、発毛を抑制する。毛根には届かない。 |
脱毛効果 | 永久脱毛 | 一時的な発毛抑制 |
監督者・施術者 | ・国家資格を持った医師・看護師 ・肌トラブルがあった場合などは、医師による診察や薬の処方が受けられる。 | ・研修を受けたスタッフ ・保湿ケアのみ |
ハイジニーナになるまでの必要回数 ※個人差あり | 5-8回 | 12-18回 |
必要期間 | 1年半 | 1年半〜2年 |
料金目安 ※VIOのみ | 5回: ¥95,000円 8回: ¥145,000 | 6回: ¥60,000 12回: ¥120,000 18回: ¥180,000〜¥270,000 |
医療脱毛の方が、料金は高めですが、少ない回数で済むので、結局はお得。
また、永久脱毛の効果が得られることや、医師の診察が受けられるという安全性を考慮すると、同じ高いお金を払うなら、医療脱毛が断然おすすめなのです。
2種類の医療脱毛機器について

医療脱毛は痛いというイメージがありますが、医療脱毛機器には、熱破壊式と蓄熱式の2種類があります。
名前からもわかるとおり、熱破壊式は、レーザーが毛根を狙い撃ちし、破壊するので、痛いけれど、それだけ効果があります。
一方、蓄熱式は、じわじわと熱を伝えることで毛根を破壊するので、熱破壊式と比較して痛みは穏やかです。公式には、効果はほぼ同じとは言われていますが、やはり、破壊式よりも効果が多少緩やかなのではないかと思われます。

多くのクリニックでは、両方の機器を取り揃えています。
基本的には、医師が診察をし、問診した上で、機種を決定しますが、希望を出すこともできます。
当然ながら、痛みに弱い方は、絶対に蓄熱式。早く効果を得たい方は、熱破壊式を選ぶと良いでしょう。
蓄熱式の例: メディオスターモノリス

熱破壊式の例: ジェントルレーズプロ

VIO医療脱毛体験記

では、医療脱毛でハイジニーナを目指す場合、どんな経過をたどるのか?
筆者BabyJが フレイアクリニックで8回コースを受けた体験をお話しします。
施術1回目からハイジニーナ
実は、私は最初、誤解していました。
何回かの施術を繰り返すことで、少しずつハイジニーナに近づき、最後にやっと完全ハイジニーナ状態になるのだと思っていたのです。
そうではなく、1回目の施術からスッポンポンのハイジニーナになります。※スッキリ何もなくなってとても軽やかな気分です。
その後、3, 4ヶ月毎に施術を繰り返していきます。
毛の1本、1本は周期が異なるため、毛全体に照射が行き渡るよう、毛の成長期に照射できるよう、間隔を開けて施術を繰り返すのです。
レーザーは、黒い色に反応し、毛根に伝わります。そのため、毛が抜けてしまう「退行期」や毛のない「休止期」ではなく、しっかりと毛が生えている「成長期」に照射する必要があるのです。

医療脱毛 痛みについて
医療脱毛では、毛根を破壊するレーザーを照射するため、痛いです。
また、レーザーが毛根に作用している時は、熱く感じられます(火傷するほどの熱さではなく、じわっとした熱さです)。
そのため、通常、照射ノズルには、痛みや熱さを柔らげるための冷却機能がついています。
痛みと熱さと冷たさを一度にじわっと感じて我慢しているうちに施術が終わるという感じです。
最初は、痛みを感じない低レベルから始めて、看護師さんが様子を見ながら、少しずつ強度を上げてくださるので、徐々に痛みに慣れていきます。
医療クリニックでは、痛みを柔らげるための麻酔を無料で受けることができます。そのプロセスが面倒なので、私は最後まで麻酔なしで済ませました。

1回の施術プロセス
VIO脱毛のみの場合の施術所要時間は、正味15分程度。受付や着替えなども入れた合計時間は全部で30分くらいです。
施術の順序は、Vゾーン→Iゾーン→Oゾーン。
柔らかく薄い皮膚で覆われたIゾーンは、考えただけで痛そうですが、実際は特に痛いという訳ではありません。
施術の順序はVゾーン→Iゾーン→Oゾーン

一番痛いのは、VゾーンとIゾーンの境目の割れ目の辺り。毛が密集しているので、何度施術しても、毎回ここが一番痛かったです。

Oゾーンは、施術最後である上、後ろ向きで行うので、気が楽なせいか、一番痛みが少ないように感じます。
つまり、一番痛い割れ目部分さえ我慢すれば後は大丈夫、という感じです。
VIO脱毛 8回コース 経過
私の場合は、肌が弱いこともあり、痛みの少ない蓄熱式機器を使用。そしてこんな経過をたどりました。
記載した回数毎のアンダーヘアの状態は、施術直後ではなく、3、4ヶ月後の次の施術を受ける前の状態です。
回 数 | 状 態 |
---|---|
1回目 | 痛みに慣れるために、低レベルの照射だったためか、ほぼ前の状態に戻っていた。![]() |
2・3回目 | 少し毛が薄くなって、量も減ってきた感じ![]() |
4回目 | さらに毛が薄く、細くなり、目立たなくなってきた。![]() |
5回目 | 細い短い毛が少し残っている程度。![]() |
6回目 | ほぼ毛のない状態になっているので、5回で良かったのでは?と思いつつ、返金処理が面倒なので続けることにする。![]() |
7回目 | 何故かまたVゾーン上部に薄くて短い毛を1, 2本発見して驚く。後は綺麗に何も生えていない状態。![]() |
8回目 | 8回目終了の約3ヶ月後。何も生えていない状態。![]() |
最後の方で、何故か小さな毛が1、2本残っていましたが、8回目終了後は、3ヶ月以上たった今も何も生えてこない状態です。とりあえず、ハイジニーナ完成と言って良いでしょう。
それにしても、3,4ヶ月毎に1回、全部で2年近く通うのは正直言って、長い道のりでした。
とは言っても、長い人生の中のたった2年です。
ずっとハイジニーナでいられることを考えれば、なるべく早く始めて、その後の人生をずっとスッキリ過ごした方が良いことに変わりはないと思います。
以上、医療脱毛についてご紹介しました。