
こんにちは、BabyJです😌。
引き寄せの法則の本家本元は、エスター・ヒックス。
引き寄せの法則の背景や、原則について、基本的なことを詳しく説明しているのは、エスター&ジェリー・ヒックスの「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 (引き寄せの法則シリーズ) 」です (ジェリー・ヒックスはエスター・ヒックスの夫)。
けれども、引き寄せの法則を、少女サラの日常生活を描写した物語を用いて、わかりやすく紹介した書籍が、同じくエスター&ジェリー・ヒックスの「サラとソロモン ― 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣 」です。
フクロウのソロモンが、少女サラに、身の回りで起こることを通して、引き寄せの法則を指南する内容です。
今回は、ソロモンの言葉を用いて、全ての物事や状況から、いい気分になる考えを探すことが一番大事だということをお話します。
【サラとソロモンは全部で3部作です】
引き寄せの法則|願いを実現する4つのステップ

引き寄せの法則で願いを実現するためのステップは以下の4つです。
- 欲しくないものは何かを考える
- 欲しいものは何かを考える
- それがどんな感じがするか考える
- 願いが実現する
「欲しくないもの」というのは、そのことを考えたり、話したりする時、嫌な感じがするもの。怒りや、恐れ、不安、落胆など、です。
例えば、「欲しくないもの」、嫌な感じがするものは、とても自己中心的な職場の同僚。自分のやり方や考えを絶対に曲げないし、周りの人のことは考えないので、いつも嫌な気分にさせられます。
では、「欲しいもの」は何か。
最初に「欲しくないもの」を考えたのは、「欲しいもの」が何かをはっきりさせるためです。
「欲しいもの」とは、いい気分、幸せな気分になれる物事や状態のことです。このステップですることは、自分の願いが何であるかを決めることです。
例えば、願いは、こちらがストレスやフラストレーションを感じることなく、自己中の同僚ともうまくやっていくことです。
引き寄せの法則|どんな感じがするか考えることが一番大事

そして、願い実現のために、何よりも大事なのは、次の3つ目のステップ「それがどんな感じがするか考える」ことです。このステップが何よりも大切なのです。
間違ってしまいがちなのですが、ここですべきことは、欲しいものが手に入るよう願うことではないのです。
どうしたら手に入るか具体的に考えることでもないのです。
ましてや、望みどおりでない現状と、欲しいもの=願う状態を比較して、そうでない今を嘆くことではないのです。
ここですべきことは、欲する状態が実現したら、自分がどう感じるかを考えることです。
今は、家に帰った後も、自己中の同僚のことを「何故ああなのだろう」と溜め息が出てしまうかもしれない。だから、同僚とストレスなしに平和に楽しく仕事をする状態が望む状態ですよね。
引き寄せの法則|嫌な気分の時はそれと同じものが引き寄せられる

望みどおりでない現状と、理想の状態を比較して、今の欠けた状態を嫌だ、辛いと思うことは、嫌な、辛い状況を引き寄せます。
欠けている、嫌だ、辛い、という思考の波動と同じ波動の状態を実現するからです。
辛い、嫌だという気持ちでいる限り、良い状態は実現しないのです。
君が幸せな時はいつでも、つまり、人々や物事の良い側面に気がついている時はいつでも、君の波動は君が望んでいることと調和する波動になっているということなんだ。でも、君が怒っていたり怖がっていたりする時はいつでも、その瞬間においては、君の波動は自分が望んでいないことと調和する波動になってしまっているんだ。
何千もの光があって、君はこの光の1つだと考えてごらん。君が何かに注意を向ける時、ただ君がそれに注意を向けているというだけで、この板の上の君の豆電球がついて、その豆電球の波動は君が注意を向けている対象と同じ波動になるんだ。そしてその瞬間、板の上の豆電球の中でその時の君の豆電球の波動と調和する波動を持つ豆電球が全部同時につくんだ。そして、ついている豆電球全部が、その時の君にとっての「世界」ということになる。それが、その時の君の波動で接近できる人々や経験だ。
(エスター&ジェリー・ヒックス著「サラとソロモン」)
引き寄せの法則|いい気分が幸せの蛇口を開ける

ソロモンは言っています。
常に宇宙の幸せの波動=幸せの流れは、私たちに向かって流れているのだ、と。
水道を流れる水のように、常に流れている。蛇口をひねって出口を開けさえすれば幸せの水は流れてくる。
「蛇口をひねる」ことが、「いい気分でいること」なのです。
いい気分、幸せな気分でいれば、蛇口が開かれる。そして、願っていることが実現化するのです。
でも、蛇口が閉じていたら、願いは実現しない。
だから、常にいい気分でいられるように、注意を払うことが必要なのです。
引き寄せの法則|どう感じているかが蛇口の状態のバロメーター

そして、その蛇口が開いているか否かを知るためのバロメーターが、自分の感情です。
いい気分、幸せな気持ちを感じていれば、蛇口は開いていて、幸せの流れを受けることができます。
けれども、嫌な気分の時は、蛇口はしまっている。だから、願いは実現しない。実現することを受け取れない状態なのです。
だから、どんな時も、自分がその状況や物事にどう感じているかに注意を払うことが大事です。
もし、自分がいやな感じを感じていることに気づいたら、それは<幸せの流れ>とのつながりを断った状況にいるということなんだ。どう感じているかに意識を向けることが重要なのは、つながりが断たれた時にすぐにそれに気づけるからなんだ。つながりが断たれている時がいやな気持ちというものなのさ。
自分で自分の心の扉を開くか閉じるかということだけが、君の現実を左右しているんだ。
引き寄せの法則|嫌な気持ちの時はどうしたらいいの?

嫌な気持ちを感じる時は、蛇口は閉じてしまっているから、幸せな流れは流れて来ません。そういう時はどうしたらいいのでしょうか。
ソロモンの指南では、気分を変える方法は2つあります。
- 「注意を向けている物事」が間違っているのだから、注意の対象を、いい気分を感じられる物事に変えること。
- 「注意を向けている物事」に対する「考え方」「解釈」を変えること。
例で言えば、興奮して自分の意見をまくし立てる同僚に、またイライラして腹まで立っている。とても嫌な気持ちを感じている。
そんな時は、好きなコーヒーを飲むとか、夜の楽しい予定のことを考えるとか、全く別のいい気分になれる事柄に注意の対象をシフトするのです。
または、解釈を変えるのです。
自己中心的な態度を取る同僚は、対人スキルアップのためのありがたい練習台と考える。または、同僚の行動を、不思議で興味深い、心理学の面白い研究材料と考える、など。「嫌だ」を「ありがたい」「面白い」「興味深い」に変えるのです。
ネガティブな解釈をポジティブな解釈で上書きするのです。
引き寄せの法則|何が正しいかは誰も判断できない

どんな時も、自分の目の前にある物事や状況に対して、嫌な気持ちを感じるのは、「こうあるべき、こうあって欲しい」のに、そうではないからです。
けれども、ソロモンは言います。何が正しいかは誰も決められない、と。
全てが自分の望むとおりにならなければ幸せになれない、と思うのは間違いなのです。物事や状況は自分でコントロールできないからです。
結局、自分の考え方、波動が変わらなければ、どこへ行っても、同じ物事、同じ状況が引き寄せられるのです。逆に自分の波動を変えれば、状況は変わるのです。
だから、どんな物事や状況の中にも、いい気分を感じられることを見つける、いい気分を感じられる考え方をすることが大切なのです。
いつもいい気分を感じていれば、蛇口が開かれて、幸せの流れが流れ込む。そして、願っていることが実現するからです。
どの行動が正しくて、どの行動が間違っているかについては、僕たちは一日中でも一晩中でも話し続けることができる。(中略) なぜ、自分がいやな気持ちがするのかを正当化しようとして過ごした時間はいつでも、たとえそれがほんの1分間だったとしても、人生の浪費になってしまうということなんだ。
君が罠にはまっているように感じているのは、君が目撃した出来事に対して、他の反応のしかたがあるとは思っていないからなのさ。何かを目撃して、それが君を居心地悪く感じさせる時、君はその状況に反応しているんだ。そして君は気分をよくするただ1つの方法は、状況そのものが改善することだと思っている。でも、君は状況をコントロールすることはできないから、罠にはまったように感じるんだ。
この宇宙のすべての物事の中には、君が<望んでいること>と<君が望んでいないこと>という要素の両方が内在しているんだ。どの人の中にも、どんな状況の中にも、どの場所の中にも、どの瞬間の中にも、その両方の要素のどちらかを選べるという選択肢が常に内在しているんだ。いつでもずっとあるんだ。ある場所や状況の中に悪いことあるからという理由でそこを去るなら、次の場所に行っても、ほとんど同じことが起こるってことなんだ。
君がやるべきことは、君が望んでいるものだけが存在する完璧な場所を探し出すことではないんだ。君が望んでいるものをすべての場所の中に見つけ出すことなんだ。
同僚が思慮深く、協調性ある人だったら、こんな思いはせずに済むのにと思う。けれども、自己中心的な同僚を思慮深い人に変えることはできないのです。
だから、自己中心的な同僚そのままで、楽しく一緒にやっていく考えを見つけるのです。同僚がいい人でなければいい気分になれないのではないのです。
いい気分でいられるかどうかは、人がどうするかで決まるのではなく、自分の考え方で決まるのです。
引き寄せの法則|幸せの流れにどんな時もつながる練習

そうは言っても、「言うは易し行うは難し」ですが、サラとソロモンがやっていた練習が役に立ちそうです。
自分の生活の中で、「嫌なこと」をリストアップするのです。そして、それを良い考え方に変える練習をするのです。
例えばこんな感じです。
「冷たい空気を家に入れてはだめ」私たちの家を暖かくして居心地よくしておこう。
「簡単なことではなさそう」ちゃんと自分でできるようにする。
「授業中、窓の外を見ないこと」完全に授業に注意を向けることは、大いに君のためになる。
「教室に犬や猫などのペットを連れてこないこと」ペットたちは家に残っているほうがずっとうれしい。
引き寄せの法則の達人になって、願いを実現できるようになるには、頭でわかっているだけではだめで、練習が必要なのです。
自転車に乗れるようになるため、英語が話せるようになるための練習と同じなのです。何度も練習して身につけるしかありません。
私も、引き寄せの法則で、本当の願いを実現するために、嫌な気分をいい気分に変える練習をしていこうと思っています。
次回は、もう1冊別のサラとソロモン、「物語で読む 引き寄せの法則」から、引き寄せの法則のルールをさらにご紹介します。
ではでは😌👍🏻。
【サラとソロモンは全部で3部作です】