ハーフの子の子育て

ハーフの子供の子育て、予期せぬミラクル

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こんにちは、BabyJです😊。

意図した訳ではないのに、自分の偶然の行動が人の心を動かす、というような、ちょっとだけ驚く出来事がありました。

今日は、黒人ハーフである中学生の子供との間にあった嬉しいミラクルについて書きたい思います。

アメリカも英語も嫌い、日本人になりたい

現在中学3年生の子供は、アメリカ国籍を持つ黒人ハーフ。

以前、このブログにも書きましたが、アメリカも英語も大嫌い。周りの皆と同じように、「純粋な日本人」になりたいと思い続けているのです。

それは違う。日本人であることが正しい訳でも偉い訳でもない。ハーフであることはむしろかっこいいのだ、と説明しても心に届かないのです。

小学生は、人とちょっと違うだけで、いろいろとからかったりするものです。なので、いじめというほどではないにしても、皆と違うことをからかわれたりしていました。

だから、それが嫌で、黒人ハーフである自分を受け入れられないままだったのです。

ハーフはカッコいい、違うことはカッコいい|黒人ハーフの子育て現在、中学3年生の子供はアメリカ黒人とのハーフ。髪は少しだけドレッド風。肌は真っ黒ではなく浅黒い。そんな子供は100%日本人でない自分がまだ受け入れられないでいます。日本でハーフの子供が抱える問題についてまとめました。...

自分の世界だけにこもる毎日|まぁ何とかなる

中学になっても、それは変わらず、自分の世界にこもるようになってしまいました。

引きこもりというほどではないけれど、休みの日も友達と遊びに行くこともなく、家でゲームやネットの世界、そして音楽の世界に浸っているのです。

音楽は、YouTubeやゲームのBGMから発展したテクノ風音楽が好き。

「ずっと家にばかりいないで、たまには友達と遊びに行ったりすれば?」と言うと、「音楽の趣味が合う人がいない」と言う。

音楽の趣味が合わなければ友達になれないというのは随分短絡的だと思うけれど、孤立している訳ではないし、話す友達がいないというのでもないのです。

勉強はきちんとしているのだし、思春期だから仕方ない。時がくればそのうちなんとかなるだろうと思っていました。

母親の私はブラックミュージックが好き

私も音楽が大好きです。

ブラックミュージックが好きなので、Hip HopやR&B、レゲエが好き。その他、ニューウェーブ風やインドのRahman (Slumdog Millionaireのサントラ)など、いろいろな音楽を聴いています。

f:id:bjlewis4u:20181102052510j:plain朝夕の歯磨きや洗顔の時、キッチンでお料理やお皿洗いの最中、アイロンかけや洗濯の時、歩いている時など。CNNや映画を観る他に、CDプレーヤーやキッチンのiPad、iPhoneにワイヤレススピーカー を繋げて、音楽を聴いています。

けれども、子供は中学になって自分の好きな音楽ができてからは、私が聴いている音楽に興味を示すということはありませんでした。

レゲエに至っては「全部同じじゃん」と批判する始末。確かに全部ズンチャカズンチャカ♫で、同じに聞こえるかも。

今朝聴いていた曲いいね

ところが、昨日、私が会社から戻ると、「今朝、マミーが聴いていた曲いいね。CD貸してくれるかな?」と言うのです。

朝、私が聴いていたのは、R&BシンガーであるJoeのCD。

自分が好きなテクノ以外は全く興味を示さず、自分の世界にこもっていた子供が、たまたま洗面所から聴こえてきたJoeの曲に興味を持つとは。

CDをiMacのiTuneやiPhoneにアップロードした後、「ありがとう!」と感謝されました。そして、それからずっとJoeを聴いているのです。

本当は、歌詞がちょっと大人っぽ過ぎるけれど、それはまぁいいや。

<1番カッコいい曲、JoeとMariah Carey、Nasのコラボ>

R&BシンガーJoeはアメリカの黒人

今まで、アメリカは世界のリーダーだとか、黒人ハーフはかっこいいとか、英語ができた方が得だとかいろいろ説明して、アメリカを受け入れさせようとしてきたけれど、駄目だったのです。

どんな言葉も全く心に届かなかったのです。

けれども、昨日の朝、私が、なんとなく聴きたくなって聴いていたJoeの音楽が心に届いたなんて。

子供はずっと、アメリカが嫌いで、自分が黒人ハーフであることを受け入れられず、黒人にもブラックミュージックにも全く興味がなかったにも関わらず、です。

Joeはアメリカの黒人でR&Bミュージシャンなのです。

神様からの予期せぬプレゼントみたい

今まで、説明しても駄目だったのに、ブラックミュージックを自分の方から気に入って受け入れてくれるなんて。

それだけでなく、自分の好きな音楽の世界にこもっていたのが、別の音楽、それも自分でない他の人、母親が好きな音楽を受け入れてくれたのです。

なんだかとっても嬉しくてたまりませんでした。

私は何もしていないのに、たまたまのタイミングで、たまたまJoeの音楽が心に触れるなんて。

子供が、アメリカ黒人であるJoeの音楽を好きになってくれたことは、なんだか神様からの予期せぬプレゼントのように思ったのでした。

ではでは😌👍🏻。