英語の仕事

英語で仕事|職場の「でこぼこインターナショナルチーム」

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こんにちは、BabyJです😊。

‪英語ができると言っても、英語のレベルも仕事の能力もいろいろ。‬‪英語で仕事をする職場では、全部がでこぼこで一緒に仕事をすることもあります。

そんな実例の1つとして、職場ででこぼこのまま働くインターナショナルチームの様子をご紹介します。‬

職場の「でこぼこインターナショナルチーム」発足

会社生活では、組織替えや異動などいろいろなことがありますね。

海外からの人材採用を扱う私の部署でも、この春、部署内の組織再編があり、新しいメンバーでのチームがスタートしました。

私の下に英語ができる部下が4人。4人のうちひとりはアメリカ人という体制。英語ができると言っても、全てにおいて両極端が混在したチームです。

職場のでこぼこインターナショナルチーム|いわくつきアメリカ人男性

まず、私のチームの1人はアメリカ人。実はこのアメリカ人男性はいわくつき。

超能率的で仕事が速いけれど、偏屈で納得しないと動かない性格。周りと協力するという姿勢がないのです。テキパキと自分の仕事を時間内にこなして、周りがどういう状況だろうと定時きっかりに帰ります。

私は、彼の行動を、ある意味理解できるけれど、異文化について理解がなく、外国人にも日本人と同じ思考と行動を期待する私の会社では、「けしからん」ということになるのです。

以前、同じチームだった時に、私が親切心から、必要と思われる情報を共有するために、資料を渡し、説明したとことがありました。

が、その後、何をどう勘違いしたのか、「資料なんて受け取った覚えはない!そんなことは一切聞いていない!いい加減にしろ!てめぇは俺のクソボスじゃねー!!YOU didn’t explain that to me! YOU NEVER gave me anything! YOU are NOT my fucking boss!」と英語で怒鳴って、部屋から出て行ってしまったという事件がありました。

それこそ、目が点の状況で、何故親切に教えてあげたのに怒鳴られなければいけないのか?しかも会社でああいう言葉を使うか?と驚きでした。

結局、彼の誤解だったことが判明し、上司は彼に、私に謝罪するよう命じましたが、彼は「資料、確かに受け取っていた。」と告げただけでした。

その彼が、いろいろな事情もあって、また私の部下になることになったのです。

職場のでこぼこインターナショナルチーム|心配する上司

彼がまた私の部下になることについて、大丈夫だろうかと、上司に心配されました。

けれども、今、会社が推進している事業の中で、彼の性格などを考慮すると、配属できるのは、私のチームしかないとのことでした。

私は、彼は仕事はできるのだし、また怒鳴られても相手にしないから大丈夫と答えました。

会社でああいう態度、ああいう言葉で怒鳴るのは場違いだし、応戦する必要はないのです。会社でなければ、私は応戦するし、勝つ自信はあるけれど。。。

職場のでこぼこインターナショナルチーム|能率主義のアメリカペア vs 引っ込み思案日本ペア

チームの担当業務として、海外の複数の人材派遣会社と採用についての通信交渉を進めなければならないため、私は部下の4名をふたりずつの2ペアに分けました。上司からそうするよう指示されたということもあります。

その時は、まだ業務開始前で、部下の人柄や能力を知らないままペアを考えたのでした。

結果的に、超能率主義のアメリカ的ペアと引っ込み思案でおとなしい純日本ペアに分かれることになってしまいました。

横暴だけれど仕事ができるアメリカ人と組んだのは、子育て中のため時短勤務中の日本人女性。保育園のお迎えがあるので、時間内に仕事を終えるために超能率的で、効率的に働く有能な女性です。

先のアメリカ人男性と全く同じタイプ。英語は流暢、というほどではないけれど、思考や考え方が超アメリカン。私よりもずっと言いたいことを言うタイプなのです。

一方、純日本ペアの方のひとりは、新卒で、幼少時の10年間をアメリカで過ごした帰国子女。けれども、「帰国子女」という言葉のイメージとは裏腹に、とても控え目で日本的な女性。とても小さな声で話します。英語は、ネィティブ並みなのに。

もうひとりは、英会話事業で講師をしていた女性。教えること以外は経験があまりないため、日本語でも英語でも、文章を書くのは苦手。だから、海外との通信や交渉は全く1からなので自信がないと言います。この部署に配属が決まったと知って、慌てて英文ビジネスレターの本を買ったとのことでした。

そんな風に、能率主義のアメリカペア、控えめで引っ込み思案の純日本ペアという組み合わせでスタートすることになったのでした。

職場のでこぼこインターナショナルチーム|超能率主義を牽引するアメリカペアと私

とにかく、業務の効率化と能率追求を推し進め、時間内に多くをこなして定時に帰ることを第一主義にするアメリカペア。

私も、彼らと全く同じ考え及び姿勢なので、業務の効率化と能率追求には大賛成。

業務の効率化と能率追求の策を2人がいろいろ提案してくれるのはとてもありがたいのです。

ただ、アメリカ人の彼は、今までのやり方や会社や課の方針について、なぜそれをしなければならないのか、なぜそういう規則、手順になっているのか、納得しなければ進めてくれないので、逐一説明が必要なのです。

彼が納得するまで、白黒はっきりと、曖昧点なしに全部説明しなければならないので、自分の仕事は残業せねばやっていけない毎日。でも、必要なことだから仕方ないのです。

ただ、どうしても納得しない場合は、「まぁ、どうでも。(Whatever)」と言われる始末。

今のところ、アメリカチームが、次から次へと業務の効率化や能率化を追求し、日本チームがただ従うという状況です。

職場のでこぼこインターナショナルチーム|英語レベルもでこぼこ

アメリカ人の彼は日本語があまり上手ではありません。大方、理解はしているように思うけれど、話す言葉はたどたどしい。だから、やはり通訳が必要なのです。

けれども、私のチームは全員英語ができるので、通訳の手間と時間を省くために、業務の説明やミーティングは全部英語ですることにしました。

チームが発足した第一日目に業務の流れや詳細の説明資料を配布して、ほぼ1日かけて、英語で説明しました。

ところが、日本チームのひとりから、たった今説明したことについて「XXXはどういう意味ですか?」と聞かれたのです。英語の説明が理解されていなかったことが発覚しました。

なので、それからは、重要なことや複雑なことに関しては、日英両方で言うことにしたのでした。

職場のでこぼこインターナショナルチーム|心がけていること

そういうわけで、でこぼこチーム発足。まだこれからどうなるかわかりません。

けれども、チームのリーダーとして心がけようと思っていることがあります。

1つは、私しか知らない必要な情報や状況を、常に、皆に共有していくこと。それから、皆の意見や考えを聞きながら進め、風通しを良くしていくこと、です。

そして、さらに、英語や海外、外国人のことがわからない上司や上層部が、無理な指示や要求をしてきたときに、チームの代表として、皆の意見や思いをきちんと伝えることです。

そして、最後に、何よりもチームの仕事が楽しいと思えるようにすることです。

会社は、超保守的な日本企業。大学なら学習院、テレビ局ならNHKのような真面目で硬い社風なのです。

そんな中での「でこぼこインターナショナルチーム」。いろいろなでこぼこを楽しんで、わいわい楽しくやっていけるようにしたいと思うのでした。

ではでは😊。