考え方・生き方

やりたいことを貫くということ

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こんにちは、BabyJです😊。

私の勤める会社は、とても保守的な社風。私語も慎み、規則と指示に従い、その枠の中で忠実に職務を果たすことが期待されるます。

今日は、そんな中にありながら、自分のやりたいことを貫いて辞めていった尊敬する元上司のことについてお話したいと思います。

元上司との不思議な縁

私が入社するときの面接官だったのが元上司です。

「あなたは周りの人からどんな人だと言われますか?」と聞かれ、「個性的だと言われます。」と私。「それはどうしてですか?」という問いに、「言いたいことをはっきり言うからです。周りの人が皆、意見に同意しても、私はそれは違うと思ったら違うと言います。」と答えたのです。

後で、正直に言い過ぎてしまったと後悔。

絶対に不採用、と思ったら採用だったのです。

入社してから数年後に、私は人事関係の部署に異動になり、あの時の面接官が私の上司になったのでした。

「あの時は言い過ぎて不採用になると思った。」と言ったら、「外国人と対等にやっていける人が必要だった。答えよりも答え方を見ていた。」と言われました。

優先するのは会社の仕事じゃない

ところが、同じ部署で、上司と部下として働くことになって知ったのです。元上司は休みや遅刻が多く、あまり会社にいないことが多いのです。

優先事項は、会社の仕事ではないらしいのです。

もちろん、きちんと仕事の抑えるところは抑えているし、対外的な看板であり、皆から頼りにされています。

ほんわかと温かみのある人柄なので、いるだけで皆の心が和むのです。

その上、ルール重視の超真面目な社風に反して、何事も超フレキシブルな対応。部下に対しても「こうでなければいけない」という縛りがないのです。

自分自身が、フレキシブルに仕事をしているので、人にも同じ対応をしている風でした。

地域と青少年に尽くす

では、一体、何が上司にとって優先事項だったかというと、自分の住む地域に尽くすことだったのです。

自分の子供の学校のみならず、PTA連合に所属し、地域の青少年の育成活動などのために、会社を休んだり、遅刻、早退までして尽くしていたのです。

「PTAだから、午後から出勤します。」と連絡があったかと思うと、お昼になってまた連絡があり、「やっぱり休みます。」ということも度々あったほどです。

やりたいことを貫く徹底した態度と行動

会社の仕事はきちんと進めながらも、社外での自分の地域活動を優先する態度と行動は徹底していました。絶対にブレなかったのです。

会社と地域、どちらを選ぶかで迷うことなどなかったと思います。

そのまた上の上司に咎められても貫いたのです。

周りの人たちも、「彼はそういう人」と思い、陰湿に影で非難するような人はいませんでした。

僕ならふなっしーを取るよ

元上司の、仕事よりやりたいことを優先する徹底した姿勢を示すエピソードがあります。

プロフィールに書いたとおり、私はふなっしーが大好きです。去年の夏、ふなっしーが、武道館で「夏祭りコンサート」をやることになり、ファン仲間と一緒に行くことになっていました。

チケットは10,000円近くした上、入手困難だった中、やっとゲットしたものでした。

ところが、突然、会社のトップから呼ばれ、10日間のフィリピン出張を命じられたのです。その10日間の真ん中にコンサートが予定されていました。

私は、その武道館コンサートが、多分、ふなっしーの最初で最後のコンサートかもしれないと思いながらも、出張命令を受けることにしました。

ところが、席に戻ると、上司が言ったのです。

「本当にいいの?僕がBabyJさんだったふなっしーを取るよ。」

その一言がきっかけで、私は結局、前言を撤回し、フィリピンには行かず、ふなっしーのコンサートに行きました。もちろん、適当な理由を作って。

やりたいことを貫くための道へ

結局、その翌年、上司は、所属地域の議員として当選し、議会議員となりました。

そして会社を退職しました。

つまり、青少年育成や地域の活性化に本腰を入れて尽くすために、議員への道を目指していたということだったらしいのです。

Facebookで見る議員活動の様子は、満面の笑顔で、とても生き生きしていて楽しそうです。

会社では、人事のエキスパートとして経験と実績を積んでいました。キャリアカウンセラーの資格も持ち、講義なども担当していました。

そんな中、自分の子供を通して地域に関わっていくうちに、地域に尽くすことが、人生の優先事項に変わっていったようです。

そして、地域を良い方向に変えて行くためには、政策に関わる場に身を置くことが一番と考えたようです。

人のため、そしてブレない

元上司は、地域の活動でも、キャリアカウンセラーとしての資格や経験を活かして、青少年の未来のために尽くしていました。

そしてまた、会社で常に人の上に立ち、指導してきた経験や、温かみのある人なつっこい人柄も地域で役立てていたものと思われます。

本当にやりたいことのために、会社生活で身につけたこともフル活用していたのです。

けれども、私が何よりもすごいと思うところは、やりたいことが絶対にブレなかったことです。そして、そのやりたいことが人のためであることです。

私も本当に人のためになるやりたいことを見つけ、元上司のようにブレずにやっていきたいと思います。

そして、それが一番シンプルで楽で幸せな生き方だと思うのです。

ブレないと言えば、以前書いた、イモトと安室ちゃんもそうですね。

ではでは😌👍🏻。

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