学び

好きじゃないことをするのは無駄|好きなことだけをしよう

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こんにちは、BabyJ😊です。

今日は、好きなことをしないで結局失敗の巻となった私の過去の軌跡を元に、好きなことだけをしよう、という心からの提案です。

本当はそんなに好きじゃない通訳案内士の仕事

政府が外国人旅行者の受け入れを拡大する政策を取っている中、通訳案内士が不足していることを知り、副業でもやろうか、と考えました。資格を持っているのに一度も使っていなかったからです。

けれども、資格を取ったのは27年以上も前。仕事をするためには勉強をし直さなければなりません。

週末を復讐の時間と決めて、通訳案内士の検索サービス登録のためのプロフィールを作成したり、観光案内をするために必須の歴史や地理、文化をもう一度勉強し直そうと考えました。

けれども、本当は全然やる気が起きないのです。

好きじゃないものには意欲がない

たとえ資格を持っていても、本当は観光は興味がないし、お客様を楽しませることは得意じゃないのです。

もう一度勉強し直すために、また最新の本を買ったり、隙間時間を費やして学んでいこうという意欲が全くわきません。

明日突然、京都に行って案内をしなければならないような状況になったとしたら、勉強するでしょう。けれども、こんな気持ちの私に案内されたらお客様が不憫です。

そもそも、完璧なプロフィールを用意して、通訳案内士の検索サービスに掲載したとしても仕事は得られないでしょう。

通訳案内士という仕事が大好きで、意欲を持って頑張って営業活動している人達に勝てるはずがないからです。

本当は、仕事を獲得しようと努力する気持ちもないのですから。

通訳案内士の資格を取った理由

そんなに通訳案内士をやる気がないのなら、何故、27年前、予備校にまで通って通訳案内士の資格を取ったのでしょう?

その時の「気持ち」は、自分でもはっきりと思い出せません。

大学時代、外国人バスツアーのガイドの「アシスタント」をしていて、通訳案内士と日常的に接していたから、「あんな風になりたい」と思ったのかもしれません。

あの頃はまだ、アメリカ留学から帰国して、日本の大学に編入したばかりでした。まだ、今ほどには英語が話せなかったのです。

だから、英語を使って「プロ」として働く通訳案内士が高嶺の花のように見え、憧れていたのかもしれないません。

そして重箱の隅をつつくような受験勉強を忍耐でこなし、晴れて資格を取りました。

資格を取った後は、通訳協会の研修に参加し、登録もしました。けれども、一度も仕事に向けての行動は起こしませんでした。

外国人バスツアーのアシスタントをしていたのだし、「やらせてください」と言えば、アシスタントからガイドに昇格することもできただろうと思います。

けれども、それすらしようという意欲がありませんでした。

それほど好きじゃない日本語教師

考えてみると、他にも同じようなことがありました。

本当は好きなじゃないのに、頭で考えて道を選んでしまい、結局失敗したことが他にもいろいろあるのです。

留学後、編入した上智大学では、比較文化学部 (今は国際教養学部) に所属し、その中でも「日本学」を専攻として選んでいました。

日本の歴史、地理、政治、経済、芸術、文学、そして、日本語言語学など、日本についての全てを英語で学ぶ学科です。

この頃、巷では「日本語教師」が流行っていました。そこで、学部の専門教科の中に入っていた「日本語言語学」に目をつけたのです。特に「日本語」が好きで興味があったわけじゃないにも関わらず、です。

そして、大学の勉強のかたわら、アルクの通信教育「日本語教師養成講座」まで受講し、修了したのでした。

大学院での言語学研究を目指す

ことの成り行きから、4年生になってからは、そのまま大学院に進み、「言語学」を研究することを考えました。

そもそも日本語がそれほど好きだったわけではないのに、頭で考えて選んだ結果の成り行きです。

言語学の担当教授に相談に行き、大学院の受験に必要な言語学の英文文献をアドアイスしてもらい、高いお金を払ってそれらを買い揃えました。

有名な言語学者チョムスキーのTransformational  Approach to Syntaxなど。

大学院に行こうと計画した理由は、日本語教師は流行りでも、実態は非常勤講師が多く、生活していくのは大変だと聞いていたからです。

担当教授からは、仕事を得るには修士号を持っていた方が有利、と助言を受けたのです。

けれども、結局、大学院受験のために買った本を読むことはなく、なんと英語の学校に就職してしまいました。

理由は単純。本当に好きなのは、日本語ではなく、英語だったからです。

それほど好きじゃない特許翻訳

晴れて本当に好きな「英語」で仕事をするようになってからも何度か転職をしました。

そして、職安で給付を受けながら仕事を探している間に、プロの翻訳者になることを考えたことがありました。

そして、アルクの本やムックなどで、翻訳者になるためには何が必要か、どの分野が一番需要があるか、生活できるかなどを徹底的に調べたのです。

その結果、「医薬の治験」関係がダントツで需要があることを知りました。

けれども、仕事を得ることができるのは、優秀な少数だけ。医薬翻訳の世界は狭き門でなのです。一方、特許翻訳は、巷に特許事務所がたくさんあり、仕事ができる確率が格段に高いのです。

本当に好きなのは、医薬翻訳の方でした。心理学が好きだったこともあり、関連して、人の身体や健康、病気にも興味があったのです。それにそうしたことを学ぶことは、自分が生きる上でも役に立つと思ったのです。

それでもやはり、「仕事」ができることが大事。仕事ができる確率が高い方が良いと判断して、最終的に特許翻訳の方を選びました。

そして、通信教育で「特許翻訳」の講座を受講し修了したのでした。

特許翻訳で扱う分野は、化学、科学、電気、機械、工学、ITなどです。ハンダ付けや、半導体、有機ELなどについての特許文書を、機械的な定型文章構造に従って翻訳することを学びます。

英文が無機的で面白みがなく、途中で医薬を選ばなかったことを後悔しながらも、受講料を払ったからと最後まで勉強を続け修了しました。

自分には合わないということを確認するために受講したような結果になりました。そして、「修了」と同時に「終了」したのでした。

頭で考えるより好きかどうかが一番大事

今まで本当にいろいろなことを学んだり、仕事をしたりしてきたけれど、こんな風に無駄で意味のないこともたくさんやってきてしまいました。

そうは言っても、やらなければ、「選んで間違いだった」と気づくこともなかったとも言えます。

損得とか、役立つか否かの観点で道を選んでも、本音の部分で好きでなければ、やっても意味がないのです。本当に好きじゃないその道は結局は選ばないからです。

勉強した分、学んだことは経験として残るけれど、費やした時間と費用はやっぱり無駄になってしまうのです。

好きないことをするのは無駄|好きなことだけをしよう

まだ若ければ、試行錯誤の無駄な時間があっても良いかもしれません。いろいろ体験してみなければわからないからです。

けれども、年齢を重ねるほど、好きではないことに時間を費やすお金も体力もなくなっていくのです。好きではないことに、義務で取り組んでいる余裕はないのです。

好きじゃないことをするのは結局は無駄なこと。迷わず好きなことだけをしよう。

好きなことだけを学び、好きなことだけを仕事にする生き方が無駄のないベストの道なのです。

ではでは😊👍🏻。