BabyJ's Diary: バイリンガルシングルマザーのダイアリー

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突然の会議通訳で大失態|仕事の失敗で好感度アップ?

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こんにちは、BabyJです😊。
会社の業務で、英語の通訳をする機会が度々あります。今日もそんな機会があり、無事に終えることができました。

が、先日は大変な大失態を演じてしまったのです。

会社での普段の通訳業務

私が会社で本格的な通訳を命じられるのは、会社のトップが、海外の提携先企業のトップと事業展開についての会談をする際や、日本を訪問した際のちょっとした会議などがメインです。

提携事業の概要を決めるとか、これからの事業計画や準備内容、日程を決めるとか、問題を解決するとか、具体的な取り決めをするための会談が多いのです。

それは大抵、会長室だとか、小さな会議室とかで、数名で行われるのです。

こじんまりと少人数なので、出席者の役職がどんなに高位でも、緊張することはありません。

会談や商談とは言っても、自分が日常関わっている分野なので、話の内容もよくわかっているし、背景知識もあります。事前に準備をする必要もなく、出たとこ勝負でこなすことができるのです。

出たとこ勝負で通訳がこなせる理由

何故、出たとこ勝負で通訳がこなせるかというと、なんと言っても、場所が重要なのです。

たとえ、出席者双方が偉い方ばかりでも、こじんまりした会長室、会議室などで、ゆったりとした雰囲気の中、世間話を交えながらの会談は全く緊張しないのです。

緊張していなければ、話の内容を記憶 (リテンション) できるし、うまい表現も浮かんでくるし、スムーズに通訳を進めることができます。

聞き取れなかったり、話が脱線したりした時は、「それは〜ということですか?」「よくわからないのでもう一度説明してください。」などと、確認する余裕もあるのです。

会談の目的は、具体的な取り決めをすること、問題があれば解決することなので、自分が通訳でありながら、不明点がある時は、通訳から離れて、自分から進んで、質問したりしてしまうこともあります。

その上で、出席者に、「〜は〜という意味ですね。〜ということですね。」と内容を明確にまとめたりもします。

それもこれも全く緊張せず、気持ちの余裕があるからできることなのです。

いきなり国際会議の通訳をやる羽目に

ところが、先日は、いつもの打ち解けた雰囲気の会議の後、いきなり全く別の状況に立たされたのです。

会議が一段落したところで、場所の移動を命じられ、いきなり国際会議室のようなところで、式典の通訳をすることを指示されたのです (会社にそんな部屋があることも知りませんでした)。

事前の連絡もないままだったため、その国際会議のような場所の厳かな雰囲気や、代表取締役などがズラーリ並ぶ蒼々たる状況に、完全に圧倒されてしまいました。

テーブルの真ん中には豪華な花と相手国と日本、両国の国旗まで飾ってあるのです。しかも、取材のカメラマンまで待機していました。

そして、いきなり、代表取締役ひとりひとりの挨拶が始まり、蒼々たるメンバーの前で、その通訳をせねばならない羽目になったのです。

ただでさえ、その場の雰囲気に圧倒され、緊張し、頭が真っ白になっているのに、挨拶の全てが、会社の今後の展望とか、大きな事業の方向性とか私には、大きすぎて分からない話でした。

ますます頭が真っ白になって、しどろもどろになってしまいました。

緊張のあまり、話の内容が頭に入らない。いつもなら自然に思いつく英語の表現も出てこない。結局、その場しのぎの言い回しを何度も繰り返すだけでした。

「申し訳ありません。緊張して駄目です。」と隣にいる会長に弱音を吐き泣きつく始末。大失態を演じてしまいました。

それでも、他には通訳はいないので、ボロボロのまま訳し続けたのです。訳したというより、とにかく何でもいいから口から言葉を発していた、という状況でした。

通訳大失敗のあとは仕方がないから流すことに

蒼々たる偉い方々の前で、大失態を演じてしまいました。

でも、まぁ終わったことはしょうがない。大恥をかいたけれど、偉い方々には普段会うこともないし、まぁいいや、と思うことにしました。

くよくよしてもしょうがないし、忘れよう。もう、これで通訳は二度と頼まれないかもしれない。まぁ、それはそれ。仕事が減って楽でいいや、と気持ちを切り替えたのです。

とても良かった?|仕事の大失敗で好感度アップ

ところが驚いたのです。

その後の、上司との自己評価面談の際、話の流れから、この大失態について触れることになりました。

あの時は、緊張で頭が真っ白になって、大失態を演じてしまった、と私は言いました。

ところが、上司は言ったのです。

そんなことはない。あれはとても良かったと思います。素直で、とても好感が持てました。

え!?良かった??

「緊張してもうできません。私は駄目です。」と言いながら、しどろもどろで大失態を演じた、いわば仕事の失敗とも言えることが、素直でとても良かったと言うのです。

いつもは自信がありそうで、何があっても動じない。緊張もしないし、平気で言いたいことを言う。その私が、しどろもどろで、「もう駄目だ。」と言ったことで好感度がアップした、ということなのです。

何が幸いするか分からないものです。

これが外資系だったら、私は格下げだったことは確実です。

日本の企業では、仕事そのものの能力や出来よりも、それ以外のこと、特に好感度や相手との関係性で評価が左右されたりするけれど、あんな大失敗を褒められるとは驚きでした。

後日談となるのですが、実はあの会議は、会社の対外的な広報に使うことが目的だったようで、後で、会長の隣で微笑む (?) 私の小さな写真を広報誌で見つけてびっくりしました。

あちらの会社との提携を発表する報道に使われたのです。

それほど重要な会議なら何故事前に言わないのかと信じられない思いでした。言われていたらさらに緊張していたことは確実ですけれど。

そんな訳で、仕事の失敗が高評価に繋がることもある、というお話でした。

ではでは😊👍🏻。(2019年10月19日更新)

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