BabyJ's Diary: バイリンガルシングルマザーのダイアリー

英語と異文化と好きなことが詰まった毎日

ジャマイカの女王【異文化 10】

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こんにちは、BabyJです😌。

以前、カフェのお話をしました。そして、そこに立ち寄る人同士の間で、会話をしたりして、思いがけない交流が生まれることも。

そんな中、ある日、何度かお会いする常連さんに質問されたのです。

「カナダの女王は誰だか知っている?」

イギリスの女王はエリザベス女王だけれど、カナダに女王なんていただろうか?

そして、カナダのコインを見せられた。コインにはエリザベス女王の刻印が。

カナダの女王はイギリスの女王、エリザベス2世なのだった。

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ところが、なんと、カナダだけではなく、オーストラリアも、ニュージーランドも、私が大好きなジャマイカも、エリザベス女王が女王なのだという。

皆さんは既にご存知だったでしょうか?私は、今まで全く知りませんでした。

今日は、「グローバルマインドで行こう」などと、日頃言っていながら、私が今まで知らなかったイギリスをめぐる世界の構図について、お話したいと思います。

英連邦 (Commonwealth of Nations)と英連邦王国(Commonwealth of Realm)

イギリスを中心に、かつては、イギリスの植民地であったが、現在は独立した主権国家である国家で構成される国家連合を、「英連邦ーCommonwealth of Nations」といいます。

お互いに独立した国家でありつつ、共通の利益を求めて、連帯、連合関係にある国際機構で、1926年に結成されました。

現在は、53ヶ国もの国々が所属しています。所属国の総人口は約24億人。

その中でも、イギリス、正式には、「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」の王座にある者を、「自国の国王」として戴く主権国家を「英連邦王国 Commonwealth Realm」といい、現在は、16ヶ国あります。

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つまり、英連邦加盟国53ヶ国のうち、これら16ヶ国で、エリザベス女王が、国家元首として君臨しているのです。

これらの国には、総督や首相がいますが、「国王の代理」を務めているのであって、序列の上では、国王に次ぐ次席となります。

エリザベス女王亡き後は、あのチャールズ皇太子が国王になります。

【英連邦53ヶ国の中に、英連邦王国16ヶ国がある】

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         * グラフは資料を元にBabyJ作成

国旗や国歌までイギリス

オーストラリア、ニュージーランドをはじめ、いくつかの国では、国旗にもイギリス国旗のユニオンジャックが施されています。

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左から、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ツバル

ニュージーランドでは、国歌までも、イギリスの国歌である”God Save the Queen"が2つある国歌の1つなのだという。

制度や文化の共有

加えて、英連邦加盟国では、2年に1度、英連邦首脳会議が開かれ、加盟国間の貿易や、地球温暖化対策などの環境問題、人権問題、教育問題などの共通問題が話し合われています。

また、4年に1度、Commonwealth Gamesという、オリンピックのようなスポーツの祭典も開かれ連帯がはかられています。

また、加盟国の多くの国では、英語を公用語とし、イギリスの教育制度、資格制度が取り入れています。これは、連邦国間での留学などで便利だからということがあるようです。

その他、紅茶やクリケット、道路の左側通行など、連邦加盟国の多くで、イギリスの文化を共有しているのです。

何故これほどの影響力があるのか

53ヶ国の加盟国を有する英連邦。

さらに、旧植民地ではない南スーダンや、イエメン、パレスチナ自治政府も加盟を希望しているそうです。

他には、同じような連盟、例えば、ドイツ連邦ードイツ連邦国とか、フランス連邦ーフランス連邦国とか、そうしたものは存在しない。

何故、英連邦にはこれほどの影響力があるのだろうか。

小国がかつての大英帝国、イギリスの力に頼るのは理解できるけれども、カナダやオーストラリア、ニュージーランドなどが、いまだに、自国の国王としてイギリスの国王を元首とし掲げているというのが不思議でならない。

けれども、イギリス植民地だったアメリカは連邦に加わっていない。現在、アメリカが世界のリーダーとしての地位にある (トランプ政権になったせいで今はそうとは言えないが)所以の1つかもしれない。

EU離脱はあまり影響ない?

イギリスはEU離脱へ向けて進んでいるけれど、(現在のところは2019年3月29日の予定)、英連邦がある限り、大きく失うものはないのではないかと思われる。

イギリスにとって、移民問題など、ヨーロッパが抱える望まない問題を背負うよりも、文化を共有し、多大な影響力を保てる英連邦の方が、住み心地が良いに違いない。

それにしても、大好きなレゲエとマリファナの国、ジャマイカに女王がいるということは何よりも驚きだった。

ではでは😌👍🏻。